もちこ日記

すちゃらかアラサー日記(自分保存用)

学芸員を一旦退くお話(1)

 

実は本日6/30をもって、勤めていたミュージアムを退職しました。

なので、明日から無職です( *'w')b

寿退社とか言いたいけど全然違う。とりあえずお疲れ様ということで肉を食べました。

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もともと1年契約の任期付学芸員だったこともありますが、いろいろあって契約更新せず、この度退職となりました。

 

上司や先輩方も継続を上層部にお願いしてくれたし、私も必要な努力はしましたが、展覧会やワークショップ担当よりも、アールブリュットを専門に学んできた人でかつ障害のある方への支援を重視する人を求めたとのこと。

 

任期中はアートで地域を、この街を変えたいと意気込んで小さいながらもワークショップ等のイベントや勉強会、展覧会を担当させてもらいました。

 

しかし本来私のやりたかった学芸業務よりも、上層部は障害のある方への支援を重視しろということを何度も言ってきました。(それはよくよくかわかってたんだけど。)企画の仕事も調査も私たちの大切な業務の1つですが、どうしても就労支援事業所なので仕方ない面もあります。

 

企画することが楽しくてそればかりに夢中になって、それでも支援業務は最低限やっているつもりではいたけど、上層部の求める支援はもっと上のものだったようです。社会福祉は私の専門外だから常に完璧な支援ができるはずもなく。事業所だから仕方ないと思う反面、それなら学芸員じゃなくて現場指導員雇えばいいのでは…とか悶々と思う日々が続きました。

 

でもそんな人を雇うような余裕があるわけもないから、結局学芸業務の時間を削って毎日朝出勤したら15名ほどの利用者さん1人1人の障害特性を考えながら、仕事を作って指示していく。本当にやってもらうことがない時もあって、仕事を作るために自分の時間を割く…今考えるとそれも仕事のうちなんだけど、その時間使って勉強できたんじゃないかなって思ったりするw 

 

学芸業務ができない時間はストレスだった時もあったし、休み時間も取れなくて体力的にもキツかったりもした。だけど利用者さんが毎日元気に働いてくれることも嬉しくて、悩みを聞いたりアドバイスしたり、学校の先生になったような気持ちだった。感謝の言葉ももらって、人と関わることって楽しいなと改めて感じました。

 

他に契約終了にしたきっかけとなったのが、働く環境と体調のこと。私が勤務していた館は倉庫を改修しているから、ハウスダストやそのほか諸々の要素があって喘息発症する人が多い。そして私もその1人。なかなか治らないし、しばらく体調が完璧じゃないなと思ってたら、持病も悪化していました。風邪を何度も引くし全然治らない…。(※長時間いなければ全く大丈夫なので、美術館には来てね!)

 

つづく