もちこ日記

すちゃらかアラサー日記(自分保存用)

『えんとつ町のプペル光る絵本展in今治』に行った話(3)

光る絵本の展示。

大きな看板の上にちゃんとイントロダクションあった。入り口部分には形が疎らなタペストリーを上から垂らしてあって、何だこれ。見て触って楽しいよ…ワクワクが止まらない!

f:id:emoon10307:20170704010837j:image

中に入るとこちらも同じく、ベニヤを役物でつなぎ合わせた壁に版画作品が展示されている。

材料的にはそんなにお金かからないみたいだけど。いや、お金のこととか考えずにやりたい(笑)

f:id:emoon10307:20170702193529j:image

作品とにかく綺麗でした。。何だこれ超欲しいよ!

f:id:emoon10307:20170703104446j:image

ジークレープリントって、以前シルクスクリーンとどう違うのかは調べたことあったけど、鮮やかで美しい…。LED作品は幻想的で絵本のストーリーに合ってますね。

 

何となく高知の赤岡で毎年開催される絵金祭りの展示、鑑賞方法の現代版といった印象を受けました。(絵金も好きなので高知に移住してから結構行ってるが、今年は行けない…)

f:id:emoon10307:20170702193618j:image

f:id:emoon10307:20170702193710j:image
今では高機能な照明がたくさんあるから何ともでも演出できるけど、蝋燭のゆらゆらした火に照らされる中で、魑魅魍魎とした絵金の屏風絵を見るしかない時代。更におどろおどろしく美しい演出がなされて、とにかく怖いけどそれがいい(笑)

f:id:emoon10307:20170702193820j:image

その蝋燭の火がLEDに変わったら、こんな感じになるのかなーなんて。絵金作品が自ら光ったらそれはそれで色んな意味で怖くて面白そう(笑)こんな風に、面白く見せる方法を考えていけるひとになりたい。


ちなみに絵金祭りにも自ら発光するスタイルの作品もありますがなんかこれじゃない感。
絵金祭りもいろんな意味で面白いので是非夏に高知に来てください。

f:id:emoon10307:20170702193855j:image


光る絵本展示ゾーンの裏側に、順路の最初の壁と同じ仕様で、その他の絵本のイラストも展示されていました。小品を展示するのって難しい…左右上下、水平も合わなくて何回も直すの(涙)だけど綺麗に掛けられた。

f:id:emoon10307:20170703004443j:image

会場中央には箱馬を積み重ねてそこに作品が掛けてある。絵本の作品ごとにはなってるんだけど、ランダムに展示するのって遠目で見てもなんかカッコよく見える。いろんなところに目線がいって、こんなの楽しいに決まってんだろ!

会場の中でも一際目につくくらいの大きななんだけど、こんなに存在感があってもテーマと合っているからカッコイイ。

よくプロジェクターを設置するのに箱馬使ってて、使い勝手がいいので劇団でもよく目にするんだけど、こんな使い方もあるんだね。

f:id:emoon10307:20170703004411j:image

 

どうやって展示してるか写真で撮れるのありがたいです。

f:id:emoon10307:20170703100304j:imagef:id:emoon10307:20170703100424j:image

アクリル板?枠まわりにテープのようなものが見えててアレ…ってなった。写真のように映り込みも気になるけど、これは素材選びからライティングまで悩ましいところですよね。というか額にマット紙じゃないんだなーと単純に思った(笑)作品をレプリカでもいいの欲しいです。家に飾りたいな。

 

他にも工夫がたくさん。遊び心がたくさん。

f:id:emoon10307:20170703101249j:imagef:id:emoon10307:20170703101339j:image

絵本を読んでる人もいっぱい。

こんなに楽しい空間ならグッズも欲しくなる。

f:id:emoon10307:20170703101415j:imagef:id:emoon10307:20170703101555j:image

今治といえばタオルなので、今治タオル他いろいろとグッズを買ってしまった…やられた!

f:id:emoon10307:20170703101616j:image

そういえばイオンモール開催の展示って何度か行ったけど、こんな風にカートに乗ったまま見てるご家族がいた(笑)

これだけ壁に囲まれていたのに、閉塞感も特に感じられなくてむしろドキドキする感覚。こういう構成をしていかないとだね!

 

まさに『ドキドキしてる?』が形になったような作品、展示でした。ドキドキしたよ!

各地で開催しているこの展覧会の行き着く先はどんななのだろう。グダグダに終わってほしくないです。

それから「人を巻き込む」って今もしばらく先も求められるものだから、アートはそのためにもとてもいいテーマだと改めて思った。こういう仕事がしたいな。

西野さんは「ウォルトディズニーを超える」と言って叩かれてましたが、もう超えてる話じゃないって思いました(笑)それくらい能動的に楽しめる展示だったし、ディズニーランドより楽しかった。ディズニーランドも行ったら超楽しいんだけどね。

 

感心しっぱなしな私だけど、1つだけ指摘するとしたら会場で流す音楽のボリュームが大きすぎた。もう少し落とした方が鑑賞に集中できる気がします。

f:id:emoon10307:20170703102045j:image

 

老若男女が楽しめるってやっぱりいいな。最近よく議論される観光マインド云々あるんだけど、こういう役割ももちろん必要。研究も展示プランも抜かりなくできる人になりたいな。

そのためには作品知識ももちろんなんだけど、建築のこと空間のことをもっと学ばないと、体験しないとなーなんてね。

f:id:emoon10307:20170703103529j:image

 

ちなみに帰りはフードコートのバリィさんと触れ合いf:id:emoon10307:20170703105554j:image

今治みなと交流センター』で知らないおじさんに建築学生?と聞かれ。なんか原広司直筆のプロポ資料を見せてもらい、そのおじさんとも街づくりやイベントのことについて語り合い

f:id:emoon10307:20170703102618j:imagef:id:emoon10307:20170703102632j:image

別子銅山記念図書館』でカフェが閉まってたことにご立腹しながらまったり過ごしました。

f:id:emoon10307:20170703102647j:imagef:id:emoon10307:20170703102704j:image

 

地元静岡に帰るのがちょっとアレでだったので『えんとつ町のプペル展inぬくもりの森』とトークショー@浜松に行けなかったので、次はずっと行きたかった福井県に足を運ぶ予定です。

 

 

その前に三重建築ツアーへ。